ご挨拶
今年も晴天に恵まれ初夏の陽気となった五月の連休、海外旅行へ国内旅行へと多くの人が移動し、空港や高速道路は例年通りの賑わいを見せていましたが、皆様は如何お過ごしでしたでしょうか。
又、海の向こうでは上海万博が始まり、連日報道される各パビリオンに押しかける多くの中国人来場者の様子を観ていると、40年前に日本で行われた大阪万博の情景が彷彿とし、これからの中国の発展がこの史上最大規模の万国博覧会に表れている事を、改めて認識せずにはいられない思いです。
桜前線が青森まで北上し、葉桜になったこの東京では後を追うように花水木(ハナミズキ)が白やピンクの可憐な花をさかせています。実はこの花に見えるのは苞(ほう)と呼ばれるがくの部分で、実際の花弁はその真中に球形に集まる淡緑色の四弁花なのです。この北アメリカ原産の花水木と日本の桜の素敵な話を皆様ご存じでしょうか。
明治の末、親日家で日本に6回も来日したアメリカ人の作家シッドモア女史の提案により、東京市長だった尾崎行雄らが中心となってワシントンのポトマック河畔に植えるために桜の苗木をアメリカに贈り、そのお返しに大正4年、東京市にアメリカから贈呈されたのがハナミズキなのです。日米親善のシンボルともいえる桜と花水木、今年もそれぞれの国で見事な花を咲かせその役割を果たしている様です。
有限会社ジザニア東京でも、洋の東西を問わずに安全と安心、美と健康をご提供できる企業としての役割を、皆様のお力を拝借しながら今後とも果たしていく所存でございます。
有限会社ジザニア東京
髙橋 美恵